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アオダモの春の芽出しとレアな種子から苗木を育てる
アオダモの春の芽出しとレアな種子から苗木を育てる
アオダモの親木に芽吹きが花が咲くところと種から苗木に育てていきます
最初にアオダモの芽出していくところから見ていきましょう!アオダモの芽出し前の様子です。
もう少しで花や葉や息吹いてきます。まだ3月です。
毎年温暖化で少しづつ芽が出るのが早くなってきてるようにも思います。
次に下の写真では別のアオダモの成木です。
少し日当りや植付けの場所で芽出しの早さが違いますね。
また雌木も少し芽吹くタイミングが違ってたりします。
前の写真と同じのアオダモの枝です。
約1週間ほど経過した様子ですが、少し暖かい日が続いたせいもあり殻が開いて勢いよく花と葉のが芽吹いて来ています。
吹き出した目の先の少し茶色い部分が花として開いていくところです。
少し殻に近い部分から葉の形になっているものが見えますね。
他の木の芽吹いているところをアップで見たところです。
ひとつの殻から5つくらいのブロッコリーの様な葉の塊となって出て来ているのが見えますね。
木によって葉の大きさにも少し違いがあります。
更に1週間ほどたった芽吹きの様子です。
花が出て来ていますが、まだ黄緑色です。
この後白いタンポポの綿毛のような姿に変わって行きます。
葉も本来の姿になってきていますね。
まだ外界に出たばかりの柔らかい状態が写真からも見て取れますね!
葉の姿にはなってませんが、緑色と白色の芽出しが始まりました。
まだ葉と花の区別がつきにくいですね。
細かい白い糸のような花の先っちょは茶色くなっています。
根元の方は葉になりますので緑色の部分が多いですね!
一部で葉の形が見えだしています。
これから木全体で一斉に花が咲き、新緑の季節らしい姿に変化していきます。
アオダモは風媒花ですが、そのタンポポのような綿毛っぽい糸のような花が出てきました。
やはり先っちょは茶色いですね。葉色は若々しい黄緑から緑色でやわらかそうな葉です。
少し離れてみると木姿の枝先に自然なかたちで枝葉がついて自然の雑木といった雰囲気を醸し出します。
是非、庭に欲しい雑木の一本ですね!
この花もふわふわ感が伝わってきますね!
開花後すぐなので花の先が雄しべの花粉が柔らかい黄色で風に乗って飛んで行ってしまいそうです。
よく見ると葉のある部分から細い枝が出ていて線状の花が10個くらい出ていますね。
夏の後半です。アオダモの種子がフサフサとなっています。
まだ青い実と茶色く変化した実が混在してなっています。
成熟の度合いが時期に寄りそれぞれですね。
次に種子をとって比べてみて見ます。
通常は10月から11月に採取しますが、試しにまだ実が青い状態で芽出すか試してみます。
まだ若い実も種子ではなくキレイな黄緑色です。
茶色く色付き始めるのは翼果の末端の部分からですね。
両方とも植え付けて見ました。しかし結果は、やはり芽が出ませんでした。
少し早すぎましたね。(写真はありませんが)
ひと粒づつ植えたので、発芽率が30%くらいを考えるともう少し種蒔きして見たらひと粒くらい発芽したかもしれませんね?
ただやはりしっかり完熟した方が良かったのでしょう。
アオダモは5年に1度しか咲かないと言われる言い伝えもありますが、当ショップでは種子数は少しずつでも毎年結実します。
雄木も木自体が真っ白になるくらい花を咲かせる時もありました。
なんとも表現しづらい珍しい光景で、少し全体にピンクっぽい様子でもありましたね。
さて日にちが経ち半年が過ぎ、秋になりました。
アオダモの花が結実し、実(種)となっています。
実になる頃には黄緑色でしたが、秋が深まるに連れ茶色になってきました。
更に秋が深まると少し灰色が入るような色彩になります。
採取する時期や種が付いた場所により色合いも変わります。
アオダモは他の雑木より落葉が早い部類かもしれません(育成条件や個体によって異なりますが)。
種の採取時期も落葉が終わる頃に採取しています。
ポット苗で育てていきます
それではアオダモを種子から育てます!希少な種子をポット苗での育成です!普通の真砂土に腐葉土を少し多めに梳き込んで土を作ります。
と言ってもも土づくり(用土)はあまり難しいこともありません。
水はけは良くしておきます。
春にひとポットに2、3粒の種を撒きます。
少し土を被せる程度にします。
種蒔いた時は2〜3週間は湿度を保ちましょう。
毎日朝でも夕方でも良いのですが、水を与えるようにしましょう。
夏季は温度が上がりますので、毎日水を与えるようにしますが結構強健な性質ですので気を使いすぎなくても大丈夫です。
それでは写真の紹介です! 大きくなる雑木のアオダモですが芽出しは双葉で草花と同じなんです。
写真は、アオダモの苗が暑い夏を越え、元気に育成しているところです。
ポットにより育成状況はまばらですが、どの植物でも成長具合はそれぞれちょっとした環境の差や状況により個体差があります。
あまり気にせずにおのおの元気に育ってくれていると穏やかに成長を見守ります。
若葉の数も増えだし、小さいながらも本葉が続々と出てきています!
結構育ち方の速さに違いがあります! 葉っぱの見た目はアオダモ本来の爽やかなグリーンな葉色で、涼やかさを醸し出しています。
葉の形も成木ではもう少し雑木の木々のように細長くなりますが、苗木は少し丸いかたちの葉ですね。
まるまるしている幼い葉っぱといったところです。
日本の森や里山でもこのように小さくひっそりと息づいているんですね。
こうやって種から育ててわかる雑木の芽の成長過程です。
更に1年経過した苗たちです。葉のかたちも微妙に違います。
成木の葉のかたちの葉、丸っこい葉や細かい葉など同じ株の種からでも成長の速度や個性によって幼木時代の葉は形かたちが違いますね。
ポット苗の中からひとつ選んで苗の育成状況を見て行きます。
少し育ったポット苗木です。
小さな枝先に一枚葉がありその両側から外側に向かって葉が付いています。
4方向に向いて枝葉が張っています。葉数も20枚くらいあるので苗らしくなって来ました。
更に1か月弱経過した苗です。暖かい日も続き順調に育成しています。
水を切らさないようにすれば、日向でも十分育ちます。
枝の部分が伸びているのが比較すると分かりますね!
【アオダモの育成記録や樹形色々なども紹介しています】
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