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アオダモいろんな樹形があります!第2弾

アオダモは苗木の頃から、樹形がさまざまです!

アオダモの2〜3年目のポット苗の樹形いろいろを見て行きます。

芽出しの状況や少しの環境の違いで、成長度や幹の姿、葉の形や色、枝の分か方や傾き加減など、アオダモの個性が出てきます。

お好みのアオダモを見つけて育てて見ませんか?

素直に苗木の形のまま育つかもしれませんし、違う形になるかもしれません。

雑木なんで木の自然な成長に任せましょうか....

1.流れのある傾いた自然樹形

普通っぽい樹形もありますが、独特の樹形を持った株が多いアオダモ。

早くも傾いた流れるような樹形のアオダモです。

葉数も多く、長細い大人のような葉です。

アオダモ 苗木

主幹は流れている幹で、上にも枝が出て来ています。

このバランスはアオダモ自身が作って行っているものです。

壁や建物が迫ってきて、片側に流れるような自然な庭作りに合いそうです。

この木の下を通路や開けた空間にすると覆いかぶさるように葉がせり出してきて、自宅の庭で林の中にいるような疑似体験をさせてくれます。

アオダモ

葉脈もよく見えています。

夏に近付いて行くと黄味が入った緑から真緑色の葉っぱに変わります。

アオダモ 苗

根元からも分岐した小さな枝が見えています。

この小さな枝が大きくなると株立ちのように枝分かれした隣の主幹と変わらないくらいの太さの幹になり、株立ちのような単木になっていくかもしれません。

あおだも

幹も灰色系で表面の肌触りもアオダモっぽいです。

この木肌が人を引き付ける力をもっていのかもしれませんね。

 

2.幹にしなやかな曲線を持つ樹形

アオダモ

クビレではないですが幹の中ほどで2、3か所で屈曲した曲がりのある苗木です。

苗木の立体的な樹形や質感は写真では伝わりにくいですが自然の曲がり方が味わい深く、どことなく琴線に響く面白味があります。

トネリコ

主幹の横に半分くらいの背丈の苗木があります。

2本の違う高さの木があると立体的になり空間のバランスが出てきます。

素直な株立ちで同じような木姿のものが数本出て来ている王道を行くような株もいいですが、交友非対称な2本の木も自然な景観を醸し出しています。

アオダモ

幹の根元付近の『曲がり』が自由で芸術のような曲線を描いていますね!

植え付ける際に、どの面を正面にするかを考えますね。お好みで植え付けてください。

アオダモ 苗木

根元のアップです。良いですね。

まだ若い木肌ですがこれからアオダモらしい味わいのある灰色の大人の木へとなって行きます。

隣の小さな方の幹も少し曲がっていますね。

 

3.渦のような巻きがある個性的な樹形

あおだも

この樹形も面白いです。普通にみると爽やかなよくあるアオダモの樹形に見えますが、目を凝らしてみると……

そう根元の幹に巻き癖が入っています。

まるで生きているようで、南国の熱帯樹林で生えているような樹木でも見ているようですね!

アオダモ

何かの加減で出来たものだと思いますが、幹が「くねくねくるっ」として最後には上を向いて伸びています。

ちっちゃい枝も出て来ています。

アオダモ

アオダモの名前の由来である幹を削って水に浸すと青い色が滲み出すとされていますが、株の根元は青っぽい色が木肌に見えます。

横の枝のちっちゃい葉っぱも可愛いです。

アオダモ

本当に少し盆栽風でもあり珍しい樹形です。

お好みですが、個性的な分味わいが深く珍しいものを探されている方にはお宝ものです。

庭に大きく育ったこの木があるとアイキャッチとなり庭の視点が増えますね!

幹曲がりの箇所から葉芽が出ています。

この枝が特徴的でもうひとつの幹として太く成長するとこの木の魅力が更に高まってくると思います。

分かれた幹やひとつの枝により木の美しさや詫び寂びを決めるひとつの要素となってきます。

 

4.枝が二又に分かれ葉が中抜けし枝が良く見える苗木

4つ目の苗木も横に張り出した樹形です。

ただ分かれた細い幹が真上に伸びている枝もあり2方向に伸びる木になるかもしれません。

こちらも樹形が個性的です。

主幹の方が斜め上を向いて伸びている苗木で、雑木の庭に変化を付ける際に使える一本になりそうです。

アオダモ

日陰小さい庭でも隣家の壁側から或いは建物側のそばに植えるのも良いでしょう。

幹が途中で2本に分岐しており、ここにも雑木らしさが表れている要因があります。

まだこの後どのような木姿になっていくか楽しみです!

アオダモは株立ちも多いですが、ひこばえから株立ちになるものも多いですが、2つの種から育っていく木も幹が太くなるとだんだんと株立ちの様になって行きます。

アオダモ

苗木を上から見た構図です。

萌芽間もない時期で葉が丸っこいものもあります。

発色も素晴らしくアオダモらしい苗木として成長していきます。

曲がった株元に2本の枝が出ており、この枝が成長すると3本立ちの株立ち風になるかも?です。

うまく育ってくれるといいですね。

アオダモは自然樹形で育てると雑木そのものの姿を楽しみますが、多少伸ばす枝と折り取る枝を選択することもお好みで、好きな枝ぶりを想像しながら育てていくと楽しいですよ。

庭の木々の成長は木それぞれで思うような木姿がならないこともあるでしょうが、それもまた自然の樹木ともお付き合いする醍醐味です。

庭自体も毎年育ちます。

あおだも 苗木

いろいろなアオダモの樹形を見てきましたが、あなたはどんなアオダモがお気に召されましたか?

新しく雑木の庭に入れて育てる方、初めて雑木の庭にチャレンジされる方、野趣あふれる里山風の庭作りを進めてられる方、シンボルツリーを探されている方。

みなさん、それぞれに欲しいアオダモの樹形や好みがあるでしょう。

是非、お好みの一本を見つけてくださいね!

【アオダモの育成記録や樹形色いろの紹介ページです。色んな印象のアオダモがあります。是非ご覧ください!】

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