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山野草の風知草(フウチソウ)。和風の庭も洋風庭にも馴染むイネ科植物
山野草の風知草(フウチソウ)。和風の庭も洋風庭にも馴染むイネ科植物
山麓部に見られる風知草(フウチソウ)
雑木の庭の風知草
山麓部などで見られる多年草のグラス(草花)の風知草を紹介して行きます。フウチソウは風知草と書きます。
黄緑色の真ん中に緑色のストライプ模様が入ったカラーリーフで原産は日本です。
地面から一本一本の茎がそれぞれ出て来て株を形成しています。
時間とともに横に広がり大株になっていきます。
晩秋には紅葉し「ススキ」の様な色合いになり穂を付けます。
冬季には枯れますが、宿根草なので翌年の春には新しく芽吹いてきます。
最初の写真ではつくばいなどの石や後方に竹を模した装飾などで和風にした庭です。
少し地面の起伏をつけ、苔を地表面に這わしています。
つくばいの後ろに風知草を植え付けアイキャッチの中心にはツリバナを配しています。
低木のツリバナなどで曲がった幹や枝で変化が付いてます。
風知草はつくばいの後ろにつくばいが見えるようにして配植しています。
下茎で横に広がってきたので直径が50センチ以上になってきています。
夏季になると更に葉が茂ってきます。
少し株が大きくなってきているので、株分けして庭のバランスを整えても良いかもしれません。
株分けは基本、冬季に行います。
低木や下草の植物の葉色や葉の形や草丈が色々と混在するようバランスを考えて、少し将来の様子を想像しながら植付けや剪定をしていくと庭作りが楽しくなります。
石の種類、色や配置も好みで組み合わせて見ましょう。
試行錯誤しながら植物や配置を毎年変えて行ってもいろんな庭が楽しめます。
庭の骨格となる低木以上の木や重い石は動かさないように最初に位置を決めておきましょう。
風知草の葉色の特徴がよく出ています。
黄緑色にきれいなグリーンが葉の繊維方向に平行にストライプ柄として入っています。
茎が直接地面から1本生えてきて茎の中間くらいの位置から葉が出始めています。
ひとつの茎から数枚葉が出て来て芽出している位置が数か所ある葉や葉元で2枚になっているものなどがあります。
根元も概ね写真でみると1センチくらいの間隔で出て来ています。
根元に間隔があると詰まった感じがなく涼やかです。
葉色も明るくさらさらした葉の表面でもあり、庭に爽やかさを演出します。
朝日に照らされているところです。
少し竹のような生え方ですね。
土壌の状態や周辺の育成環境により大株になる場所と大きくなりにくい場所があるようです。
狭い場所や周囲に強健な植物が配植されていると広がりにくかったりします。
つくばいと風知草です。
濃い紫色のつくばいです。
色のある石と合わせると庭も彩りが出ます。
葉丈が伸びるとつくばいに覆い被さってきます。
ギボウシなどと隣り合わせで配植しても味があります。
廻りのツリバナや額紫陽花が咲くとまたガラリと庭の視点が変わり、風知草は脇役になり庭の全体の構成要素のひとつとなります。
庭に背景を付けるとその空間は日常空間から異なる非日常空間に様変わりするので、試して見てはいかがでしょう?
根株の西日除けにもなり実用性もあります。
明るい庭の演出、若々しい葉色や穂の付く秋の季節感など色んな利用や用途ができます。
さらさらと風になびき爽やかで山野草の表情をかもし出しています。
花壇風にした洋風仕立ての庭で草花と一緒に寄せて植えました。
日陰の庭でも育っています。
水分が乾きにくいので気を使わずに育てられます。
洋風でも周りにとけ込んでいますね!
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