雑木の庭の環境にやさしいアイデアをいっぱいつめて書いて行きたいと思います。
ネイチャーポジティブって言葉、ご存知でしょうか?
自然保護活動への参加、持続可能な消費選択、自然環境への配慮を意識した生活スタイルを実践することですね!
地球温暖化対策にわずかでも自分で出来ること。雑木の力を借りてみましょう。
ひとつは、雑木の細い幹と葉の茂みで夏の暑さや冬の寒さの温熱環境を軽減する節電エコ生活。
ふたつ目は、葉っぱの蒸散による温度を下げる効果と二酸化炭素の吸収
三つ目は、人が憩う空間と緑陰の温度差で、空気が流れでそよ風が吹きます
四つ目は、野菜やハーブを雑木のすき間に育てて自給自足な生活です。ガーデンシンクで下ごしらえも!
五つ目は、雨水を再利用したり、コンポストを利用し自然の恵みを再利用するエコライフです。
バードフィーダーで野鳥の止まり木のような都市の緑をネットワークにより自然環境をつなぐエコシステムの役割も果たします。
夏気温を下げるエコな雑木の植え方
雑木は幹の下側に葉数が少ないものがよくあります。
その葉数が少ない特性を生かします。
人が過ごす高さ2~3mの空間には葉をあまり茂らせずに目線が通る場所は幹程度にします。
葉は人の頭上の上空で茂らせます。
そうすることで春から初秋までは家の外壁に木の葉の影が落ち、壁や窓の温度が上がることを防ぎます。
直射日光が外壁に直接当たることを防ぎ、室内に伝わる温度が抑えられ、エアコンの電気代を節約します。
都会のヒートアイランド現象にも、ひと役かいそうですね。地球温暖化をみんなの少しの取組みで防ぎましょう。
人のいる空間は見通しも良く広々と感じ、そして上空の『葉のかたまり』が庭の空間に日陰を作り出してくれます。
日陰でゆったりと過ごせます。
おススメの樹種はアオダモ、もみじ、エゴノキ、サワフタギなどです。
すごす庭空間は見通し良く、高い所に緑陰をつくる
庭で過ごす時は、広々と感じて人の目線を気にしないプライベート感があるとリラックス出来ますね!
目の前の高さはスッキリした空間でフェンスまで見通せて、下草や草花の様子が見えると庭の奥行きを感じるゆったり空間でプライベート感が演出されます。
庭の上部では高木の葉が茂り、人のいる場所に緑陰を作ってくれます。
夏は涼しい日影を作り、冬は落葉し日が差し温かさを感じます。
夏は涼しく冬は日差しとうまく自然の慣わしで温度を調整してくれます。
人の居る空間を居心地の良いものにしてくれる雑木の庭です。
冬は雑木の葉が落ちて、日差しが建物の窓入って、壁にも直接、陽が当たり部屋の中の温度を温めてくれます。
自然の知恵ですね。
イラストの左手前はブルーベリー、右側はラベンダーなどのハーブです。
果実やハーブで青い花や実が成る涼し気な青い庭です。
葉の蒸散効果で少しひんやり
葉っぱの水分が空気中に気化して起こる蒸散効果でも、周りの熱を奪い少しばかりひんやりします。
庭くらいの木の数なので、そうは気温の変化は感じませんが、やはり直射日光の当たる場所からは涼しく感じます。
小さい試みでもチリツモです!
狭い庭でも植え方で奥行き感を出す!
高木を家の近くに植えて幹を間近に見て、離れた境界際に高木を植えて、遠近法の手法で奥行のない庭でも工夫で広く見せるようにします。
下草や草花を高木の根元の周囲に配植します。見る側からの視点を想定し植え付けて見ましょう。
並列にすると遠近感が出ないので草丈のある草花は背景にし、草丈の低い下草は手前の見え掛りに配置して見ましょう。
プライバシーを守り、上部からの視界をさえぎる
狭い庭の場合、自分たちの庭が広く見せるのはアイデアですが、近くの目線はやはり気になりますよね。
隣地との境界際にフェンスがあるとやはり安心です。
ウッドフェンスと高木で見られない安心感と世界観を出して見ます。
ただ、防犯面が気になる方は、確かに外からは見えづらくなるので、セキュリティシステムなどを使いましょう。
陽だまり空間と緑陰でつくる空気の流れ
陽だまり空間と樹木の下の空気の温度差で空気の流れが発生します。
つまり、そよ風が生まれるってこと!
たまりのスペースで涼んだり、日向ぼっこをしたり、季節ごとに居心地のよい過ごし方を自由に考えてみましょう。
雑木の隙間に野菜やハーブを育てる
雑木の間に下草や花だけでなく食べられるハーブや野菜を植えてみるのはいかがですか?
自然な景色の間に馴染ませて植えてみます。
ハーブも強い種類のものが多いので、高木の日陰でも育ちます。
ちょっとした調味料としてバジルやローズマリーなどを植えられます。
ハーブ系は隙間のいろんな場所でも植えられます。
薬味程度で少し採取出来るくらい植える。
また、大きくしようとすると大きくもなるので、ハーブガーデンを庭の一角に作るのもいいですね。
ハーブは強健な性質のものが多く繁殖力もあるので、半日陰などの一日で少しでも日光が当たる場所でも育ちます。
こじんまりとキッチンガーデンにして、食事の添え物やスパイスをちょっと欲しいときにあるとありがたいですね。
パセリ、オレガノ、シソ、山椒(木です)、レモングラスなど小さい場所でも育つ植物も沢山あります。
繁殖力の高い種類のハーブは庭に広がるので、ものによっては鉢植えの方が良いかもしれません。
花や葉を楽しむハーブでは、ポプリにして香りを楽しんだり、お茶に入れてハーブティーにしてもたまにいつもと違ったライフスタイルもいいですね。
家計もエコなミニ自給自足生活!収穫した野菜をすぐに下処理で新鮮!
庭にガーデンシンクを設置してみても使いどころがあります。
野菜を下処理したり、お庭仕事の水洗い、土の付いたものの洗濯など使えます。
庭のアイキャッチにもなり、デザイン的にもおしゃれになります。
暮らし方にも工夫がこらせます。
ガーデンシンクも自給自足なエコ生活を送るための初期投資になるかも?です。
近くにコンポストを置くと、捨てる野菜の部位や枯れた草などをを堆肥として貯めると肥料にもなりゴミ箱として使い、そしてエコな生活につながっていきますね。
雑木の庭にトマトや茄子も植えられています。
雑木に紛れて隠しネタです。
少しのすき間に下草や草花もいいですが、夏の間は野菜もちょっとした生活の足しになりますね。
野鳥を身近に見られるバードフィーダー!野鳥が飛んでくる!
最近は市街地でもたくさん野鳥が飛んできます。
雑木の庭になると数十種の野鳥が飛んできます。
バードフィーダー(野鳥の餌場)で羽を休める場所を設置しておきます。
いつも見るのは決まった種類ですが、たまには違う野鳥も飛んできます。
市街地にいる留鳥はシジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、メジロ、ハクセキレイなど。
カラ類は混群(違う種類の野鳥が一緒に過ごす)しています。
そしてたまにヒガラ、コゲラ(キツツキの一種)。イソヒヨドリ、スズメもやって来ます。
秋になるとエゴノキの実を狙ってヤマガラがツーツージーと鳴きながらツガイで来ます。
秋は」、木の葉が無くなるので、野鳥も目立ちがちですし、冬に備えて食べ物を蓄えに探しにやってくことで、
目にする機会が多いです。
バードフィーダーで観察してみましょう!
雑木の庭があると、自然や四季を感じることに触れることが多くなります。
野鳥観察も雑木の庭が出来たことで、今日は何が来たかな?と楽しくなります!
動植物の生物多様性の一助にもなっていて、SDGsにも実はしっかり役立っています。
雨水タンクで庭の水やり!掃除にも!水道代を節約
屋根に降った雨水を貯めて再利用します!
屋根の水が樋を流れてきてその雨水を貯めます。
樋のある場所に雨水タンクを置くことを想定して庭づくりをするといいでしょう。
雨水タンクの有効利用で無料なので水道水を浪費することもなく、使い勝手の良い水になります。
ジョウロで水を貯めて庭の水まきしたり、草花や野菜に水やりします。
通路の掃除や、夏の夕方に打ち水してひんやりさせて、家の周りの気温を下げることも暮らしの知恵ですね!
靴や庭道具を洗ったりするのにも十分使えます。
植替え時のなんかにも軽く手を洗ったりと、何かと便利です。
無意識で出来るちょっとしたエコライフです。