雑木の庭の中に畑があり、雑木や花と一緒に野菜を育てる庭をポタジェガーデンといいます!
雑木の庭や草花のコーナーと野菜畑をしっかり場所を分けて庭づくりをするのではなく、雑木の間に自然な感じで曖昧なスペースで野菜を育てます。
雑木ガーデンの下草や花の間に自然に生息してるように野菜や果物を植え付けます。
庭の風景に一体的に溶け込むような菜園ガーデンをポタジェガーデンといいます。
庭で食べられる花やハーブ、小さな実などを育てるガーデンをエディブルガーデン(食べられる庭)といいますね。
ここでは、雑木の庭に溶け込むポタジェガーデンを取り上げてきます。
エディブルガーデンも少しエッセンスを入れてい行きます。
あなたのお庭をポタジェガーデンにしてみてはいかがでしょう?
雑木の庭ブログはじまりです!
野菜を雑木ガーデンの間で育てて、収穫する
家庭菜園をされている人はコロナ禍以降、多くなりましたね。
自分で栽培した野菜を収穫して料理にすると自分で育てた野菜でもあり、とてもおいしく感じ、長らく育ててやっと収穫した!と心も満たされますよね。
お庭の一部を菜園コーナーにしたり、マンションのバルコニーにプランターを置いて野菜を育てていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
ちょっとした野菜の庭(野菜ガーデン)でもスタートしてみましょう!
特にハーブや調味料に使うシソなどの葉物野菜は、料理の途中に収穫して味付けに添えるなど、ちょっとしたキッチンガーデンとしてはとても便利で利用しやすいですね。
マンションでもバルコニーや室内の窓辺でも小さく育てらる野菜もいくつもありますね。
小さなスペースでも栽培できますし、水耕栽培で育成可能な野菜もたくさんあります。
もう少し敷地に余裕があり、菜園として野菜を育てるとなるとトマト、キュウリ、ナスなどの実ものの野菜などは育てやすいですね。
ホームセンターや草花ショップでもたくさん売られていて、入手しやすく育て方もよくご存じの方も多いですね。
実もの野菜は収穫できた時の喜びもありますね!自分で長く時間をかけて育てた達成感もあります。
地上の茎に付く実もの野菜は光量が多い夏に育てていくと、夏休みに子供と水やりして一緒に育てたり、育てること自体が楽しみになります。
夏や秋には収穫する楽しみから、自家製の野菜を料理する楽しみ、そして味わうことが楽しみですね。
次の年は、また違う野菜を育ててみたりとあたまの中でいろいろ想像がふくらみます。
このコラムでは、雑木の庭でのすき間空間などをうまく利用してポタジェガーデンすることを主に書いていきたいと思います。
日当たりごとの野菜と下草の場所付けと植物の高さのバランス
日の光がしっかり当たり、作物が育つような環境のお庭の面は野菜畑にしてみましょう。
日向に向く花や下草も植生に合わせて陽だまりに植え付けます。
一方日当たりの良い場所から半日陰の場所へと変わる雑木の庭の高木との取り合いの部分などは、野菜畑との境目になりますので、自然に雑木の庭と一体感が出るようにだんだんと下草に植物を変えていきます。
草丈が野菜のものから一度低い高さの下草はになり、また高木があるといったようにしてみましょう。
下草の草丈が高くなりずぎるものは、野菜畑から植物の高さの変化がなくなりますので、高さの低目のものを選んでみます。
雑木の庭の高さのバランスをみて、中高木の間などに野菜苗を入れてみるといいでしょう。
ただ野菜がメインというより雑木の庭の高木や花のすき間で、実もの野菜や葉もの野菜を育てるのがポタジェガーデン
なので、たくさん野菜を育てるというの庭には向いていないかもしれません。
雑木の庭で花や下草と一緒に野菜を作るイメージです。
『雑木の庭』の見た目に相性の良い野菜
野菜は夏野菜のトマトやナス、キュウリなどが定番ですね。
トマトなんかは雑木の庭の間にあっても相性がいいです。
トマトの苗はツル性で伸びてゆき、葉の大きいものが多い夏野菜に比べると葉もやや小さな面積で複雑な細かなカタチで圧迫感がありません。
ツルがいくつも伸びていき感じ方はひとそれぞれですが、雑木の庭にも雰囲気は合うと思います。
雑木の間にやわらかい茎の植物が育っている様子で、支柱を立てて三角錐のように仕立ててると、その切れ込みの入った特徴ある葉が意外と馴染みます。
雑木の庭ではナチュラル感を出したいですが、菜園ガーデンでは直線デザインとうまく使うと意外とおしゃれ感が増します。
木製の支柱がナチュラル感を出すポイントですが、組み合わせて三角錐のかたちにして仕立てると、支柱の直線とトマトのツルの曲線で一体感のあるまとまりが出ます。
ミニトマトの三角錐の苗を3つくらい並べるとミニな赤い実が連なっておしゃれ感がありますね。
支柱を自然素材にし、直線をデザインとして庭に入れるとおしゃれ感がですます。
うん!トマトの赤い実が夏はガーデンのアクセントになりますね。
ミニトマトは実が赤くなるのにも時間がかからず、野菜のひと口サイズの付け合わせに利用できキッチンガーデンに持ってこいです。
一緒にハーブなども育ていたいですね!
例えば、バジル!トマトと一緒に香草のバジルで自宅でできた野菜でイタリアンな料理を作って見ましょう!
キュウリやナスは葉が大きいので、雑木の庭から少し離れて畑コーナーで育てても良いでしょう。
ナスも最近は白いナスなどもあります。エディブルガーデンに白ナスがあるとおシャレですね!
ホワイトクララなんていう真っ白で額の色は緑色というナスもあるので、いろいろ試して楽しみましょう!
いちごもしっかり栽培しようとするとハウスなど大掛かりに温度管理、栄養管理、清潔管理をしないといけませんが、家庭用の苗で家族分を収穫するには育てやすいです。
ポタジェガーデンの果物
今度は果物です!
菜園ガーデンでの実ものは、ほとんど木の植物になってしまいます。
スイカは野菜に分類されるのはご存知ですね。つるで地面を這い横に伸びて行いきます。高いところに伸ばすことも可能ですが、実が大きくなると自重で落ちちゃいます。
カボチャもスイカと同じようなツル植物で地面の横に這わしますね。
それではポタジェガーデンで相性のよさそうな果物です。
ブドウ
木の果物で庭に使う樹種では、ぶどうも使います。ぶどうも何年も生きる木ですが、ツル植物のように支柱などに上っていきますね。ブドウ棚にされている方のいらっしゃるかもしれません。
キュウリやアサガオのようなかたちの大きめの葉です。日光が大好きです。
実をとらないなら普通に気を遣わずに育てられますが、お店で売っているような実を取ろうとすると手間が
かかる果物です。摘果や摘心などが技術が伴います。
せん定の方法や袋掛けなど手間がかかり、おいしく育てるには難易度もあがります。
ぶどう棚でぶどう(イラストは巨峰です!)を収穫して、作業の途中で蔓の日陰でひと休み。
元気になったら作業台で庭の作業。ポプリをつくる?お庭の道具のお手入れ?
休憩には作業台を片付けて、くつろげるテーブルに早変わり!
自分で育てた採れたての新鮮野菜を食します!休憩時間に満足感たっぷりで楽すめますね!
ブルーベリー
ブルーベリーは最近人気の果樹になります。
目にいい効果があるのはご存知のとおりです。
そして!なんとアンチエイジング!
老化を防ぐ抗酸化作用が果物で一番入っていることが分かって来ています!
コンテナ栽培でも多く栽培され育てやすい木になっています。
鉢のサイズが小さければ、根の新しい発根を促すためにも2年1回くらいのペースでひと回り大きなコンテナに冬の間に植え替えをします。
ブルーベリーの実がたくさん採れるのは植え付けて少なくとも3年目くらいからのことが多いです。
大きくは2,3の品種があり、それぞれに細かく品種改良が行われています。
育て方は、日当たりを好みます。夏場は水を切らさないようにします。土が乾いたらたっぷり水を与えます。
ポイントとしては、酸性土壌を好みます。土壌の酸性アルカリ性や水はけの相性で実付きや味にも差が出ます。
柑橘類
柑橘系のゆず、スダチ、レモン、みかんなども育て易いです。ただ、少し葉の量が多く少々うっそうとした様子にはなってしまします。
雑木は庭では葉数が少な目や葉が小さく細かい木が多いので、雰囲気が少し変わってしますかもしれませんので、剪定など手入れをまめにしてみましょう。
柑橘系は強めの樹種なので、日当たりが良ければ収穫率が良くなりますし、比較的育ちやすいです。
付け合わせの柑橘類、必要な分だけあると助かる食材ですね。(買わなくてもいいし)
食卓に菜園で育った旬の味をひと味追加できます。
ガーデン小道と休憩コーナーと作業台
菜園ガーデンでは野菜の手入れをしたり、収穫するための通路を確保しましょう。
野菜は雑木などに比べて数か月での成長が早いので作業するスペースや大きくなることを想定しスペースをあけて植え付けましょう。
また、野菜の収穫後の作業スペースを休憩コーナーを兼ねて用意しておくと便利です。
収穫後の野菜の選別や洗ったりする作業台として利用したり、休憩時には作業台をテーブルとして利用し、雑木の庭を眺めてティーガーデンにも転用したりできますね。
日陰の空間にするために屋根代わりになるテラスやぶどう棚なんかもちょっとした日よけになります。
ブドウ棚では秋にはそのまま食べたりできますので、楽しいお庭づくりが出来ちゃいます。
作業台近くに水栓をつけると料理もできて、ちょっとした野外バーベキューコーナーにも使えたりと想像が膨らみます。
雑木の庭と野菜づくりの両方を楽しめるお庭ですね。
環境にもやさしく、家族の分だけでも自給自足となり、食べ物を収穫する楽しみとともに食料問題にも自分なりに寄与できそうですしね。
ポタジェガーデンの横に低木や草花
雑木の庭と菜園の境界をあいまいにしてナチュラルなポタジェガーデンに。
トップのイラストでは、
・ブルーベリー
をイラストしています!
イラストは 宿根草 西洋オダマキ・ビジューサフィールです。紫色の花びらに外側に白色の縁取り、そして黄色の花粉と雄しべでコントラストが際立ちます。
宿根草は毎年、繰り返し芽出しますので、手間いらずで育ちます。葉っぱがクローバーのような切れ込みの入った形でクローバーより少し大きめの丸い葉です。
オダマキは花だけ植え付けてもいいですが、野菜の横にでも自然な野草にように配植しても馴染みます。
(肥料は寒肥と花後のお礼肥を与えます。液肥でもかまいません)
いろいろな野菜や果実を植え付けて、雑木の庭の夏はカラフルで、もりだくさんなお庭になりますね。
下草は多種多様な種類で、野草のように規則正しくなく自然な様子で育てます。
庭の中でエリアとの区切りをする場合は、中木の連植で自然にエリアを分けちゃいます。
斑入り額紫陽花は白色が葉の面積の1/3~1/4程度に入るので庭を明るく仕立て、しっとりしながらゾーニングされます。
斑入りの紫陽花の白の入った葉が、野菜ともナチュラルに庭をトータルにコーディネートできますね。
野菜や草花の使い方も毎年変えて、楽しいポタジェガーデンにしていきましょう!
ショップブログでも菜園ガーデンや雑木の庭の下草の紹介などしています!
是非、ご覧ください!
↓イラストを描いてくださった『ちかき』様のHPです!是非、ご覧になってください。