ヒメシャラの下草に風知草を寄植え。雑木の庭の下草の組み合わせ例3

雑木の庭の下草の組合せやコーディネートの例 ヒメシャラ(高木)です。

ここでは下草などの植物の種類、色合い、かたちや目線の高さに焦点を当てつつ、その活かし方や効用なども合わせて見て行きます。

樹種は赤褐色の幹色を持つヒメシャラ(姫沙羅)をチョイスして見て行きます。

もみじ
雑木の庭を特長づけるのは、やはり落葉樹の高木だね~。
りな
確かに!春・夏・秋でやはり味があるね~。葉が無い冬も、なんか情緒があるし。
もみじ
下草を株元に飾り付けると目を引くアイスポットになっちゃう。
りな
確かに!高木の株元の根を夏の西日から守るしね〜。一挙両得ね!
目次

ヒメシャラの株元廻りの下草の植付例

ヒメシャラは株立ちで、その株元に風知草(フウチソウ)と宿根草アスチルベ・シルパーテレサ、玉竜を植え付けてみました。

景石や苔類を添えるとまた一段といい風景づくりになりますね!

ちょっと和風な感じを出した雑木の庭づくりです。

ヒメシャラの株元に風知草アスチルベ
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まずは、ヒメシャラ(落葉樹)の紹介です。

赤褐色の幹肌にツルっとした肌触りのいい幹を持ちます。サルスベリ(百日紅)もサルが木に登れずにすべってしまう

のでサルスベリと名付けられているのは有名です!

幹の特徴はもうひとつ!真っすぐに伸びる雑木です。

なので狭い場所でも使いやすくセンターサークルに植えたり、シンボルツリーで利用されたり用途は万能!

沢山特徴がありますが、季節の楽しみでいうと梅雨時の白い花です。少し下を向いて咲きます。

ヒメシャラの花と小さく見える緑の実
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花は5枚の花弁に黄色い雄しべと雌しべです。木が大きく育ってくるとたくさん花が付くようになります。

梅雨の終盤には、雨に降られるとポトポトと花びらが落ちてきます。

そして秋の紅葉が美しく春・夏のきれいさを知っているとまた紅葉はもの悲しさもありますが、紅葉のタイミングが違い葉っぱごとにポツポツとオレンジ色の葉が発色してきてその鮮やかさが際立ちます。

最後には幹と種子の殻が残り、幹だけになった美しさも季節の最後、冬に見られます!

幹だけもその姿がいいんです!

そして、殻に入った種子が木の上部に付いて来ています。

初夏の花が多いと当然なのですが、たくさんの種の入った殻も付きます。

殻の先がとがっていますが、これが花びらを付けるガクの部分。

ヒメシャラの種の殻
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姫沙羅(ヒメシャラ) 種子(30粒)  【レア商品:配送料385円・ポスト投函】 姫沙羅(ヒメシャラ:落葉樹)の種子です。 若々しい黄緑色の葉色でオレンジ色の紅葉で美しい自然樹形姫沙羅(ヒメシャラ)の種子。 形は半円形の茶色い種子です。 種子は花...

そんないろんな魅力が植えた人だけか体験できる人気のヒメシャラです。

盆栽に利用もされますね。

ヒメシャラの春から夏

葉も黄緑色で特に春先はやわらかな色です。

夏も濃い緑色にはならす、幹も赤茶色なので、他の木より全体に明るい庭になります。

花も梅雨時に椿のような花粉が黄色の小さな花が咲き、春夏秋冬に見どころが多い雑木です!

秋の様子 特に幹が見どころ

次に秋のヒメシャラを見てみます。下草の様子も秋になると変わります。

ヒメシャラの秋の樹皮がめくれてきたところ

晩秋になると赤さが増して、樹皮が捲れてきます。そして新しい幹肌が見えてきます。

新しい幹皮はまだ、うすい赤褐色です。ヒメシャラの紅葉や実と相まって実(ジツ)は魅力的な時期のひとつです。

 ↓ヒメシャラの赤い幹、オレンジ紅葉と樹皮のめくれ方はこちらで紹介しています!

ヒメシャラ株元の平面図(上から見たところ)

ヒメシャラの周りの平面図で見て行きましょう。下草や景石を置きました。

イラストの下が木の正面として見て下さいね。

初夏のヒメシャラ株元まわりの配置です。景石や玉竜が脇役です

いつもその木をよく見る場所を正面に下草や石を配置します。

もみじ
事前にポット苗のまま置いたらいいんだよ!植え付けた後なら、植替えは大変だし仮に置いて遠目に見て確かめよう。
りな
そうか!離れて見ていつも見る場所から石を少し前にとか、2ポット苗を置いてボリュームを出すとか見て見るんだね?
もみじ
まだ、自由に動かせるからね。下草の正面を選んだり、植付の角度を変えてみたりも出来るよ
りな
前後や斜めに下草や石を動かしてみて、遠近法を試してみよ!

高木の正面も好みもあるので、植え付け時に気に入った見た目の角度を見つけましょう!

あと、盛り土して土の高さを変えてみるのもテクニックのひとつです。

狭い庭でも土に凹凸を付けることにより、立体感も少し出せるので、箱庭風に小さなエリアで世界観を作ってみましょう。

ヒメシャラは季節により稀に葉が少しオレンジ色になるのもあって一興です。

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風知草(フウチソウ)

フウチソウは山合いにある谷や岩場などに生えていることが多く野生っぽさが演出されて、ナチュラルな庭になります。

葉のとんがったよくある草のようなグラス系は洋ものも多いですが、雑木の庭では日本の風知草もおススメです。

円のかたちにこんもりとすることもありますが、横に広がっていくのでいち面で見れることもあります。

風知草の植え付け事例。景石と合います

一本一本の葉の地表面からの芽出しの間隔が開くとかたまり感がなく、自然な様子にもなります。

冬季に間引いて見ると夏にはスッキリするでしょう。

風知草の株元と葉の色目

葉の付き方は、葉っぱが地面から一本出て来て、途中で2,3本の茎に分かれ葉が出ます。

柄は、若草色の緑の葉の真ん中に濃い緑色で縦にストライプっぽい柄になっていて複数の色が入ります。

山麓部に生息するって言葉のイメージの植物で、どことなく涼し気な気持ちになってします。

葉の色目やかたちも、イラストにあるように他の下草の丸い葉や横に広がる葉と違いが出て、その株元廻りが目立ってスポットを浴びたようになります。

↓風知草の下草苗の商品はこちら

風知草の記事はこちら

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玉竜(タマリュウ)

玉竜はグランドカバーとして利用します。

深い緑で地面を隠してくれますし、根株を守ってくれるマルチングの役割も果たしてくれます。

すき間に玉竜

主役にはなりにくいですが、庭の際の部分や地面の素材を囲うように植え付けてボーダーリングなど工夫して使います。

そうすると庭全体が引き締まって見えます

そして冬場に、そう目立ちませんが白い花を咲かせたり、青い実がなったります。

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アスチルベ・シスターテレサ(宿根草)

淡いピンクの色を咲かせる宿根草のアスチルベです。アスチルベは日陰でも育つ宿根草です。

宿根草なので冬を越し、春先に花が咲き数年間楽しめます。時期を間違わなければ植替えも出来ますしね。

日陰で育つ宿根草アスチルベ・シスターテレサ 

ここではヒメシャラの赤褐色の幹肌なので、あえて色が主張しあわないように、抑えめの淡いピンク色のシスターテレサにしました。

アスチルベの花は沢山の色の種類があるので、もちろん他の色のアスチルベでも構いません。

咲くとそこそこの茎丈になりますので、西日に弱いところがあるヒメシャラの株元を日差しから守ってくれます。

葉は横に広がりギザギザした形状で、地面に近い茎の下の方にだけあります。

宿根草は毎年芽が出て植替えの手間がいらなくて、しかも日陰で育つのでお庭の管理が楽な草花です。

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