雑木の中の涼やかなポッカリあいた空間。
木々の隙間から優しい日差しがこぼれ落ちる庭で自由気ままな時間を過ごしましょう!
緑陰は木々の葉っぱで日差しを防ぎ、自然の力で涼しい木陰を作ってくれます。
ただ、ガーデンの高木の配置や視界に入る空間にどのような植物を植えるかは自分で決めて育てていきます。
木漏れ日のある緑陰ガーデンの暮らし方を紹介していきます!
緑陰の中でどんなライフスタイルを過ごすか?
庭づくりに夢を持っている人、これから庭を作って行こうと思っている人もたくさんいらっしゃいますよね。
過ごし方をイメージしながら、どんな緑陰のある庭にしていくか?イメージをふくらましていきましょう!
森の囲まれたペンションのような自然に溶け込む暮らし
お洒落な建物と日陰の植物環境
爽やかな高原でペンションのような建物を森の中に建てて暮らす生活もあこがれです。
基礎までを石積みで、窓から上は木の素材を使った建築様式な洒落ていますね。
自然の木や石を利用した建物の外観が森の中に溶け込みます。
部屋の中は北欧風や古民家風で、穏やかな暮らしを過ごせそうです。
家から外に出て、縁側やテラスで時間を楽しむ工夫の取り入れたいものです。
自然の夏の冷たい風に吹かれて、高木に囲まれたテラスで読書を楽しむ。
眼下にはギボウシなどの自生しているような日陰の植物があって、視界に自然に緑が入ってきます。
高い木々の葉で日光が地面まで届く場所が少なく、下草に水滴が滴るようなしっとりした環境が心地よく感じます。
軒下の空間で友人を呼んで、小鳥のさえずりを聴きながら、穏やかなお茶時間を楽しむのも贅沢な時間の過ごし方ですね。
ワーケーション
今の時代なら避暑地でのワーケーションも可能になりましたね。
緑陰ガーデンで冷涼な空気に囲まれた緑の中で、ワーケーションが日常生活となっていきます。
リラックスを促す環境で心が澄みやかになり仕事もクリエイティブな発想もより湧いてきそうです。
いままでは、リラックスに過ごす空間であった緑陰ガーデンも個性に合わせて時間の過ごし方のバリエーションが増えていきそうですね!
緑陰ガーデンの一日。生活提案
たとえば、休暇の一日。
緑陰ガーデンで朝時間
朝の涼しい時間を緑陰で過ごす。
まだ人々の活動が始まる前に、ガーデンで健康づくりの為に朝の体操とストレッチ。
次いで自生している葉物野菜や菜園で育てた実物野菜を収穫する。
収穫した野菜と地元の取れたて玉子と一緒に石窯パンを盛り付け。ヘルシーな無糖の紅茶で朝食。
朝食のあとは、ガーデンで宿根草などに水やりと庭の土いじりとお手入れ。
そのあとは、花を摘んで寄植えやポプリづくりをしたり、リースの飾り付けをしてみたり。
午後はティーガーデン
午後は仲間や友人と会話を楽しむお茶の時間を過ごす。
菜園や近くの直売所で調達した地元の食材を使ったサイドメニュー。
地域で取れたハチミツやホイップクリームなど自然派の食品を添えて、地産地消。
そうそう、おせんべいをお茶うけに麦茶もいいですね!(イラストでもおせんべいを頬張っています!)
木漏れ日の中で読書
雑木ガーデンで読書をして過ごす。
頭上にたくさん葉が付いている高木に囲まれると日影が日差しを遮り、ひんやりした雰囲気に包まれた時間になります。
自分だけのゆったりとした時間が流れ、読書をして過ごすのも緑陰ガーデンならではです。
日光が直接、本を照らすと眩しくなりますし、影になってまわりの光量と調節されると本を読みやすく目にもやさしい感じになります。
森のような雑木の庭ならではの時間の使い方です。まさに『こかげをデザインする』です。
気が付けば、うとうと午睡してしまいそうです。
子どもを遊ばせる
木陰の下で子どもを遊ばせるのもいいですね。
小さなお子さまを自宅のお庭で目を離すことなく、安心して自然にふれて遊ばせられます。
夏は地球温暖化の影響で気温の高い日が多くなっていますので、熱中症なども気になります。
熱中症が気になるママにも日影の下で子どもが遊び、のどが渇いたら家の庭なのですぐに水分補給できるので安心です。
遊びの中でも虫の生態や植物の成長の観察など、砂遊びやままごとをしながら自然を相手に別の気づきもあるでしょう。
緑陰ガーデンは大人のくつろぐ場所だけでなく、子どもが安心して過ごせる場所にもなりますね。
緑陰ガーデンの下草
緑陰ガーデンでは日陰の範囲を広くなるように高木が繁っています。
日陰が多い場所での下草を選んで見ました。
しっとりした緑陰に合う下草
緑陰ガーデンの日陰~半日陰の下草を選んでみます。
日陰の植物も種類が多いですが、手入れを考えて何年も春になると芽だす宿根草や年間通して葉の入れ替わりの少ない葉が大きめの草が手間がかかりません。
やはり筆頭格はギボウシ(ホスタ)でしょうか。
シェードガーデンては大きめの葉の下草が似合います。
ギボウシは品種も豊富で、大葉から小葉までありまた、色柄も改良種がたくさんあり、特徴のあるものが多いです。
おすすめは大型ギボウシのハルシオンなどいかがでしょう。
ブルー系で大きく存在感があり葉脈が深く美しく丈夫です。山あい深いイメージにもなりますね。
開けた空間のある緑陰の庭の下草
少し高木の隙間の開けた空間では中低木を植え付けてもいいでしょう。
芝生がある空間などでは比較的明るい庭の空間と日陰を形づける庭を分離しても使い勝手がいいです。
プライベート感を出すならお隣との間に目隠しフェンスや中低木を植え付けて雰囲気づくりもいいでしょう。
オリズルランやセキショウなどのグラス系の下草もカラッとした雰囲気を出すにはいいでしょう。
アマドコロやナルコユリも群生していくといい感じで日陰の植生になります。
上の写真のアマドコロは小さな苗をひと苗を植付後、7年くらいでしょうか?
いつの間にか地下茎で広がり群生しました。ナチュラル感が出ていますね。
フイリの斑がなくなった苗もあります。時間が経つとほんの少しの違いです、いろんな苗の個性が出ています。
また、フッキソウなどを群生させたり、芝生際に花を植えてもナチュラル感が出ていいでしょう。
少し草丈のある半日陰の宿根草なども相性いいでしょう。
↓イラストを描いてくださった『ちかき』様のHPです!是非、ご覧になってください。