雑木の庭の山もみじ株元の下草のレイアウト

山もみじの下草の植付例を紹介します。

山もみじは高木として純和風なイメージですが、すこ~し『和』にリズム感のあるモダンテイストな感じで下草を植え付けて見ました。

目次

山もみじの株元廻りの下草の植付け

山もみじの株元に基本は和風テイストに少し宿根草の花を添えた植え付け例です。

山もみじは秋の紅葉がおなじみですが、春の新緑も色が若葉色の期間も長くとても美しい葉色ですね。

春から初夏の山もみじ。その株元の『和』のテイストの例を見てみます!

細く密集した草っぽいの葉のイネ科の植物とシダ系の植物、風水で人気の低木を合わせてみました。

マルチングも兼ねて苔を生やし『緑』の株元にして日本庭園風なスポットづくりです。

あえて日本にある下草類を選んでいます。

苔生したようにして、クサソテツオタフクナンテン、セキショウを植えて見ました。

山もみじの下草のレイアウト

葉のかたちや違う色で遊んで作庭をするとナチュラル感が出ますね。

セキショウは水辺の水草を思い起こすようにイメージしました。

苔を池と見立て葉がのぞいている感じです。

雑木の苗と草花ショップ ぞう木り...
山もみじ(ヤマモミジ)苗木(H=約20〜30cm)雑木の庭の人気の樹種! 山紅葉(ヤマモミジ)の苗木です。芽出しの頃の若葉の華やかさは、秋の紅葉と同じくらい見ごたえがあり、成木は葉の枚数の多いので若い黄緑色が幹から枝先の全体に広がる姿...

ヤマモミジの株元の配置図です。

ヤマモミジの株元まわりの下草レイアウト

工夫を幾つかしています。

ヤマモミジの株元に少し土を盛り苔むした台座風にして、下草をレイアウトしています!

りあ
まずは見方よ。イラストの下が正面に見立ててみて。
りな
ええ〜っと…右手前にクサソテツ、セキショウ、左にお多福南天ね。木の前に配置しているんだ〜。根を守り装飾してるのね!
りあ
正解!それに斜め後ろにも植えているの。奥行きが出て、広く感じる効果を狙っているんだ〜。
りな
地面にはテリとムクリを付けて、地形の変化でも遠近感を出してる。やるわね!
りあ
苔で株元が黃緑色になり、明るい和庭になるのもポイント!
りな
そうか〜!?アクセントに赤い葉、尖った葉やシダ類で変化つけてアイポイントを多いんだわ!
りあ
見どころが多いと、やっぱりお庭づくりが楽しいわよね!
こちらは鴫立沢(もみじ)の株元の下草(クサソテツや敷石)
あわせて読みたい
庭のコーナーを利用した山もみじの雑木の和庭 庭のコーナー部分を使って和風の庭としました。 山もみじを主木にし、石灯籠や御影石の敷石と山野草を定植させました。 日陰の庭ですが、素材感や敷石を数種使って見映...

↓ こちらは写真で見る山もみじの育成記録のページです。

雑木の苗と草花ショップ ぞう木り...
山もみじの育成記録(種からの育て方と成長過程)とヤマモミジの小さな花 山もみじの育成記録を写真で順におって見ていきます。まずはヤマモミジの種の姿から竹トンボの片方みたいな形です。次に種が冬を越えて土から双葉が顔を出してきたところで...

クサソテツ(草蘇鉄)

クサソテツ(草蘇鉄)という名のとおり、育つと南国のヤシの木のような『蘇鉄』のように、葉の出所がだんだんと毎年上に上がってきます。

開いたシダ植物の葉が『里山の野』を醸し出します。

シダ類も野山でよく見かけます。

たくさん種類がありますが、クサソテツは葉が黄緑色で美しいのが特徴です。

アマドコロとクサソテツ

隣りには少ない株から下茎で横に広がったアマドコロ!群生していて野生の雰囲気が出てきます。

最初は取って付けたような植栽になっていても、数年経つと自然と時間が庭づくりを手伝ってくれます。

石を並べてモダンな庭先でも違和感なく、しっくり納まっていると思います。

大きく育ったクサソテツ
雑木の苗と草花ショップ ぞう木り...
クサソテツ(コゴミ:シダ植物) 雑木の庭の下草 雑木の庭の下草に植え付けると、庭の雰囲気がグッとあがります。葉色が美しく雑木の庭の下草はもちろん和風の庭だけでなく、洋風の庭でも似合うと思います。シダ類の多年草...

春には山菜として食べる『コゴミ』として採取して、春の味を楽しむのも一興です。

ゼンマイのように丸まって葉の形になる前に取りますね。最近はあまり食べないのでしょうかね…

クサソテツ 春の芽吹きから雑木の庭の下草

雑木の庭にクサソテツはとても合う下草だと思います。

お多福南天(オタフクナンテン)

オタフクナンテン(お多福南天)は、深い緑と紅葉時期以外でもオレンジ色の紅葉をまとった葉もあり、高木の株元あたりに深みのある色を指し色として入れます。

少し葉を透かして、軽いタッチにするとオタフクナンテンの印象もまた変わりいい感じです。

オタフクナンテンは強健な性質で日陰でも育つので、まとまった緑を見せるために密植して使われることは多いです。

例のように枝葉を透かして見ても、感じが変わって使えます。

いろんな葉色の緑を混ぜて変化と奥行を付けましょう。

オタフクナンテン いろんな色になりますが、少し赤味がでた苗

落葉樹であれば、秋や冬も葉が落ちているのでちょうど良いやわらかな日差しが株元に届きます。

陽だまりの光のある苔庭コーナーも庭の一角に魅力付けをしてくれます。

お多福南天(オタフクナンテン)は福よ呼び、難を転じてくれるように願ったものですので一本お庭にあってもいいですよね。

セキショウ(アルコス)

セキショウは水辺の植物です。

写真では薄緑のカラーですが、濃い緑色に斑入りの入る柄などあります。

ただ、普通にお庭でもしっかり定植し強健であまり病気にもならず長い期間育つことが多いです。

セキショウ(右側のイネ科の植物)

苔のような苔類やセダムなどの地被類とも相性よく、いろんな色の植物を入れ込んで『混ぜ色』しても雰囲気が出ます。

景石や敷石と合わせて和風の庭にもマッチします。和風の庭には石はマストの素材ですね。

育て方では、特に水分を多めに与えることもなく定植すれば、雨水で問題なく育ちます。

あわせて読みたい
山もみじの種まきと育て方(イラストと写真で種蒔きから苗木までの成長) 【もみじの種蒔きを花咲く頃から見て行きます。】 最初にもみじの花が咲きます。春の黄緑の若葉が芽出ると同時に赤いサクランボのような形で 小さな花がぶら下がります...
あわせて読みたい
雑木の庭の下草の寄植えをコーディネート(樹種はアオダモ、エゴノキ) このガーデンコラムでは雑木の庭の植物の樹種、選び方や配置(レイアウト)について書いていきます。 【雑木の種類や高さでテイストに変化をつける!】 このコラムでは...
あわせて読みたい
雑木の庭の植物の選び方や配置(下草から高木まで) このガーデンブログの記事では雑木の庭の植物の選び方、樹種や配置について書いていきます。 雑木の庭では日本の里山にある木々や下草などを基本とし配植します。 自然...

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次