人懐っこい野鳥『ヤマガラ』はエゴノキの実が大好き!
野鳥の中でもヤマガラだけがエゴノキの種が好きなんです。野鳥の習性もそれぞれに個性があって面白いですね。
他の種類の鳥はエゴノキの実を食べないので独り占めです。
それでは、エゴノキの実を餌として貯めるために取っていくヤマガラの四季の様子を見て行きます!
秋になり、エゴノキの実がなり、実が落ちて種だけになるとちょんちょんつっついたり、地面に落ちた種を拾って食べて行きます。
前の年から昨年の実がまだ落ちていないか探しにきます。
エゴノキの植わっている場所を覚えているので、一度来ると初秋に確認を取りにまずやって来ます。
この記事では雑木と野鳥の中でもエゴノキとヤマガラについてコラムにしていきます!
雑木の庭を楽しみ方のひとつですが、野鳥観察は特におすすめのひとつです!
季節でヤマガラのやってくる様子を書いて見てみます!
初夏のエゴノキ!連なった小花をヤマガラものぞきに来ます。
エゴノキのすずらんの様に連なった釣鐘のような白い小花が満開の頃にヤマガラがやって来ました。
まだ、春から初夏の季節はオスが一匹でやって来ます!
エゴノキの花の甘い香りに誘われて、蜜を集めに来ている虫もいてにぎやかな様子です。
虫が来てくれて受粉して結実して、秋に実がたくさんなります。
エゴノキで実はまだなっていることもなっていないので、食べるものはありませんね。
花が沢山咲く年は秋には、実をいっぱい付けるはずだから、また秋に楽しみにやって来てください!
↓サントリーさんの日本の鳥百科というサイトでヤマガラの鳴き声が聞けます!
白い花の甘い香りと鈴なりの花を見て、楽しんで収穫の秋を想像して楽しみにしてくださいね。
エゴノキの花は1年おきに多く咲いた入り、翌年は少し少なかったりします。
寒肥を与えると今年消耗したエネルギ―をしっかり貯めて蓄えて、そして翌年は花が付きやすくなります。
秋になりエゴノキに実が成りました!ヤマガラがやって来ます!
秋になり実がたくさん付き、実が剥がれて種になったエゴノキもあります。
待ちわびたヤマガラの大好きなエゴノキの実です!!
ちなみにエゴノキの種は楕円形の茶色でしっかり固いです。
たくさん食べて集め続けて、ずっとエゴノキの周りにちょこちょとしています。
そして殻ごとを木の枝や石にぶつけて、実を割る音でコツコツいわしています。
秋になりツガイでやって来ましたが、一緒にシジュウカラも一匹、群生で付いて来ています。
左の一羽がシジュウカラです。体色に茶色が無く、白と黒とグレーです。
市街地でも見かけますが、気を付けて見ていないと気が付かないです。コガラという小鳥と似ています。
他の種類の野鳥とも鳴き声でコミュニケーションしながら、会話しているようです。
カラ類は群れの中で生活しているので、異なる種類でも、鳴き声を聴き分けます。
カラ類やメジロやコガラの体の大きさの同じくらいの野鳥が餌を分けやったりして情報を伝達しながら、また他の動物からの攻撃から身を守るために一緒に行動しますね。
何種類かの野鳥が庭にやって来て、餌を食べているのを見る野鳥観察のも雑木の庭の楽しみです。
庭を作った時には、考えてもいなかった楽しみですね!
↓ヤマガラと一緒に来ていたシジュウカラのさえずり
冬でもヤマガラが番い(ツガイ)でエゴノキの種をついばんでいます!
冬になり、餌が少なくなって来ました。
エゴノキに付いた実はもう食べつくしたので、冬には地面に落ちた種を見つけて食べます。
根っこや下草のすき間に落ちた種を見つけては食べています。
秋も深まり初冬の寒い時期まで、メスと一緒にツガイで行動するところをよく見かけます。
地面に落ちたエゴノキの種を2匹で集めています。
冬支度でしょうか?寒い冬を一緒に過ごすのでしょう。
違う巣に近い場所で、貯食といってため込むんですね。
ヤマガラに見つからなかったエゴノキの種子も翌年、環境があった場所ではしっかり芽出してくれます。
エゴノキを育てるのは、花や細やかな葉の美しさの他に、ヤマガラがやって来るというステキな楽しみもありますね!
苗木から育てて豪快な枝ぶりと似つかわしくない花でエゴノキを楽しんでみましょう!